豊明花き市場の屋根散水

愛知豊明花き市場では夏の高温、冬の凍結対策として地下水を利用しています。化石エネルギーを用いず環境に配慮した、効果の大きい自然力のエアコンです。

今回の井戸掘りは、掘削しながら穴にパイルを通し、次々にをつないでいくという作業の繰り返しです。もともと、愛知豊明花き市場の所在地である豊明市阿野町は水が豊富なため、掘り始めてすぐに水が出てきました。
けれども、はじめに湧き出た水は、鉄・マンガンの含有量が多く、これを金属製の屋根に潅水すると屋根は錆付いてしまいます。求める水質に到達するまでどんどん掘り下げます。
水深70m地点。いくつもの岩盤、粘土層を潜り抜け、なんとなくそれらしき水が現れました。
早速水質を検査。まだ井戸の洗浄前なので、ごくわずかに鉄分・マンガンは見受けられますが、求める水質に足る水が現れました。さらに掘り進み、地下水層の厚み分の有孔管を打ち込みます。
仕上げに打ち込んだパイルをすべて抜き取り、井戸の中に溜まった砂礫がなくなるまで洗浄します。
1週間近い井戸洗浄で不純物のなくなった水は、保健所の検査を受けます。
検査の結果、予想をはるかに上回る100点満点の水質であることが判明しました。
地下75mから汲み上げられた水は、地上からさらに20m駆け上り、広さ5000坪、愛知豊明花き市場市場棟の大屋根をに振りかけられます。屋根の上なので下から見ることはできませんが、伊勢湾岸道からは14℃の冷水シャワーをご覧いただくことができます。